汚い文字(失礼!)の裏にある「本音」が、私には聞こえませんでした。――AIにアンケートを読ませて気づいたこと

総務担当の佐藤です。
突然ですが、皆さんの自治会では「アンケート」取っていますか?
そして、その集計作業、誰がやっていますか?

……はい、私です。

正直に申し上げますと、私はこの「アンケート集計」が大の苦手でした。
公民館の隅に積み上がった、回収ボックスから溢れる紙の山。
それを見るだけで、腰が痛くなる気がしたものです。

しかも、いざ読み始めると、これがまた大変で……。
達筆すぎて読めない字、怒りに任せて殴り書きされた文字。
「公園がうるさい!」
「役員の態度が悪い!」
そんな厳しい言葉を何十枚も読んでいると、だんだん心が削られていき、最後には「もう、見なかったことにしたい……」とすら思ってしまったこともあります。


目次

感情を持たない「彼」なら、公平に読めるかも

そんな時に出会ったのが、Googleの「NotebookLM(ノートブック・エルエム)」というAIでした。
「これは、資料を読み込んでまとめるのが得意なAIですよ」と聞き、私は藁をも掴む思いで試してみました。

大量のアンケート用紙をスキャナー(なければスマホの写真でもいいそうです)で取り込み、AIに渡してみました。
「文句ばかりで、AIも嫌になるんじゃないか……」
そんな私の心配をよそに、AIは淡々と、しかし驚くほど深く、内容を読み解いてくれました。


AIが見つけてくれた「小さな光」

私がAIに聞いたのは、こんなことでした。

【私からAIへの質問メモ】

役員の私たちが気づいていない、住民の皆さんの「本当の願い」は何ですか?
厳しい意見も包み隠さず、でも感情的にならずに教えてください。

すると、AIはこんな風に返してくれました。

『最も多かった要望は「公園の夜間利用の見直し」です。
一見、「うるさい」という苦情に見えますが、その多くは「夜間に若者が集まる場所がないため、結果として公園に集まってしまう」という地域の居場所不足を懸念する声でした。
また、その他の中に、「毎朝の清掃、ありがとうございます。花壇が綺麗で癒やされます」という感謝の言葉が3件含まれています』

その回答を見た時、私は恥ずかしくなりました。
「うるさい」という文字だけを見て、「また苦情か」と耳を塞いでいた私。
でもAIは、その奥にある「若者の居場所」という課題や、埋もれてしまっていた「感謝の言葉」まで拾い上げてくれたのです。


最後に:集計は「作業」ではなく「傾聴」でした

結局、その年の総会では、AIの分析をもとに「花壇の整備」と「夜間パトロールの強化」を提案し、満場一致で可決されました。

もし、アンケートの山を前に途方に暮れている役員さんがいらっしゃいましたら。
一度、AIの手を借りてみてください。

AIは、私たち人間のように「疲れた」とか「腹が立つ」とは言いません。
だからこそ、どんなに乱暴な文字で書かれた意見の中からも、冷静に「地域の声」を見つけ出してくれるのです。

楽をするためだけではありません。
誰一人取りこぼさないために、私はこれからもAIと一緒に、皆さんの声に耳を傾けようと思います。


自治会AIお助け隊 談話室

  • URLをコピーしました!
目次