自治会総務担当の佐藤です。
役員の皆さま、ご自身の「衰え」を感じ、寂しい思いをされることはございませんか……。
実は私、最近パソンコンの入力作業が、どうにも辛くなっておりました。
指先の震えや強張りのせいで、思うように文字が打てない。
一通の案内文を作るのにも、これまでより何倍も時間がかかるようになり、「若い人に迷惑をかけているのではないか」という申し訳なさが、いつも胸の奥にありました。
「もうそろそろ、潮時かな……」
先日の夜、リビングで一人、動かない指先を見つめながら、役員を辞める決意を固めようとしておりました。
地域のために役立ちたいという気持ちはあるのに、身体がついてこない。
それは、何とも言えず情けなく、孤独な時間でございました。
そんな私の様子を察したのか、高平くんが「佐藤さん、指が動かないなら、声を使ってみませんか」と、一つの道具を教えてくれたのです。
それは、マイクに向かって話すだけで、AIがそれを聞き取り、美しい文章に整えてくれるというものでした。
最初は「機械に語りかけるなんて、気恥ずかしいし、うまく伝わらないだろう」と思っておりました。
しかし、実際に試してみると、驚くべきことが起きました。
私がぽつりぽつりと話す、「住民の皆さまへの感謝」や「行事への想い」を、AIは一言も漏らさず聞き取り、淀みのない、流れるような文章へと変えてくれたのです。
文字を打つ作業に追われていた時は忘れていた、「想いを言葉にする」という純粋な喜び。
それが、声を通じて、再び私の手元に戻ってきたのです。
指先は以前のように動かなくても、私の心は、まだしっかりと地域と繋がっている。
AIという最新の技術は、効率化のためだけにあるのではなく、私たちのような年配者が、役割を諦めずにいられるための「杖」になってくれるのだと感じました。
おかげさまで、今では以前よりも多くの案内文を、自信を持って作成できております。
「佐藤さんの書く文章は、いつも温かいですね」
近所の方からそう声をかけていただいたとき、私は心底、役員を続けていて良かった、と安堵いたしました。
年齢を重ねることは、決して何かを諦めることと同義ではありません。
便利な道具を少しだけ借りることで、私たちの「経験」や「想い」は、何度でも新しい命を宿すことができるのですね……。
もし皆さまの中にも、同じような不安をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひ一度、大きな声で「想い」を語ってみてください。
AIという新しい伴走者が、きっとあなたの隣で、その言葉を受け止めてくれるはずです……。
自治会AIお助け隊 佐藤

