総務担当の佐藤です。
私が自治会の役員をやっていて、一番「才能の差」を感じてしまう瞬間。
それは、パソコンで作ったチラシを掲示板に貼りに行く時でした。
私の作るチラシといえば、白黒の紙に、ただ文字が並んでいるだけ。
目立たせる工夫といえば、文字を太くしたり、下線を引いたりするくらい。
自分では「真面目でいい」と思っていたのですが、ある日、大学生の娘に言われてしまったのです。
「お父さんのチラシ、なんか『昭和の緊急速報』みたいで怖いよ」
ショックでした。
でも、言い返せませんでした。
実際、私が貼った「清掃のお知らせ」の前を、住民の皆さんは素通りしていくのですから……。
娘に教わった「ズルい」方法
「センスがないなら、センスが良いものを借りればいいじゃない」
そう言って娘が教えてくれたのが、デザインツールの「Canva(キャンバ)」と、キャッチコピーを考えてくれる「AI」の組み合わせでした。
「いやいや、デザインなんて絵心がなきゃ無理だよ」
そう抵抗する私に、娘はスマホを操作して、あっという間に見本を見せてくれました。
私がAIにお願いした「キャッチコピー」
まず、キャッチコピーです。
私はいつも「〇〇清掃のお知らせ」としか書いていませんでした。
でも、AIにこうお願いしてみました。
【私からAIへの相談メモ】
今度、みんなで公園の掃除をします。
「面倒くさい」と思われがちなので、思わず参加したくなるような、明るくて爽やかなタイトルを5つ考えてください。
AIが出してくれた答えは、私の発想にはないものばかりでした。
* 「朝の1時間で、気分も公園もスッキリ!」
* 「コーヒー片手に、ご近所おしゃべり清掃会」
「これだ!」と思い、私は「コーヒー片手に…」を選びました。
絵心がなくても「選ぶ」だけでよかった
次にデザインです。
Canvaというサイトで「清掃」と検索すると、プロが作ったような美しいテンプレートがずらりと並びました。
私は絵を描く必要なんてありませんでした。
好きなものを選んで、AIが考えてくれた文章に入れ替えるだけ。
あんなに苦労していたチラシ作りが、まるでパズルを楽しむように、30分もしないうちに終わってしまいました。
できあがったのは、カフェのメニューのような、温かみのあるチラシでした。
最後に:掲示板の前で見た「奇跡」
数日後、掲示板に貼られたそのチラシの前で、若いご夫婦が足を止めているのを見かけました。
「へえ、コーヒー出るんだって。ちょっと行ってみる?」
その言葉を聞いた時、私はマスクの下で小さくガッツポーズをしました。
「センスがない」と諦めている役員の皆さん。
私たちには、AIという素晴らしい「美術部員」と「コピーライター」がついています。
必要なのは、センスではなく、「ちょっと新しくしてみようかな」という遊び心だけでした。
次のイベント、あなたも少しだけ「ズル」をして、素敵なチラシを作ってみませんか?

