「赤字で直された原稿」を見るたび、自分が情けなくて落ち込んでいた

総務担当の佐藤です。

私の苦手なもの。
それは「回覧板のお知らせ作成」です。

若い頃から、文章を書くのは苦手でした。
「拝啓」だの「敬具」だの、決まり文句が多すぎるし、
ちょっとでも言葉遣いを間違えると、「失礼だ」と怒られるんじゃないかとビクビクしてしまいます。

先月も、自分なりに一生懸命書いた「清掃活動のお知らせ」を会長に見せたら、
真っ赤なペンで修正されて戻ってきました。
「佐藤さん、ここは『ご参加ください』じゃなくて『ご参加くださいますようお願い申し上げます』だよ」
「あ、はい……すみません……」

家に帰って妻に愚痴ると、
「あなた、仕事のメール書くのにも30分かかるものね」と笑われる始末。
パソコンの真っ白な画面を見ると、頭の中も真っ白になって、キーボードを打つ手が震えてくるのです。


目次

5分の立ち話で、仕事が終わった感覚

ある日、回覧板の原稿締め切りに追われて頭を抱えていると、息子がふらっと部屋に入ってきました。
「親父、AIに書かせればいいじゃん」

「AIに? 失礼な文章になったらどうするんだ」
「大丈夫だよ。丁寧語で書いて、って言えばいいだけだから」

半信半疑で、息子に言われるままに入力してみました。
まるで、近所の人に立ち話で伝えるような感じで。

「来週の日曜、朝9時から公園の掃除やるよ。軍手持ってきてね。雨なら中止。みんな来てねって感じで書いて」

するとどうでしょう。
画面にパッと表示された文章を見て、私は眼鏡を拭き直しました。

『陽春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、本年度も恒例の「公園清掃」を下記の通り実施いたします……』


私がAIにお願いしたこと

私がやったのは、本当に「伝言」だけでした。
5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どうする)をAIに伝えるだけ。

1. 箇条書きで情報を渡す

文章にしなくていいんです。メモ書きで十分。

(私からAIへのメモ)
・タイトル:夏祭りのお知らせ
・日時:8月5日 17時から
・場所:中央公園
・内容:盆踊り、屋台、抽選会
・雨の時:翌日に延期

2. 書き方をリクエストする

ここが大事です。「誰に出すか」を伝えます。

(私からAIへのメモ)
自治会の人みんなに配るから、失礼がないように丁寧な言葉でお願い。
でも、堅苦しすぎず、楽しそうな感じでよろしく。

これだけで、AIは「拝啓」から始まる立派な挨拶文も、ワクワクするようなお誘いの言葉も、全部セットにして返してくれました。

唯一私が直したのは、AIが作った「当日は花火も上がります」という一文を消したことくらい(笑)。
(※AIはたまに張り切りすぎて嘘をつくことがあるので、そこだけは人間がチェックしないといけませんね)


浮いた時間で、妻とお茶を飲みました

出来上がった原稿を会長に見せると、
「おっ、今回の佐藤さんの文章、格調高くていいねえ!」
と眼鏡の奥の目を細めて褒めてくれました。

「いやあ、まあ……」
と曖昧に笑ってしまいましたが、心の中ではガッツポーズです。

今まで1時間も2時間も悩んでいたのが嘘のよう。
たった5分で終わってしまいました。
おかげで、その日は妻とお茶を飲みながら、撮り溜めていた時代劇をゆっくり見ることができました。

文章が苦手な私にとって、AIは「字の上手な代筆屋さん」みたいなものです。
自分の伝えたい気持ちさえあれば、あとはAIが立派な形にしてくれます。

もし私のように、パソコンの前で固まっている方がいらっしゃったら。
勇気を出して、代筆屋さんに「これ書いて」と頼んでみてください。
きっと、肩の荷がスッと下りますよ。

自治会AIお助け隊 談話室

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