総務担当の佐藤です。
役員の仕事をしていると、時々耳にする住民の皆さんの不満。
「ゴミ出しのマナーが悪い」
「夏祭りがマンネリ化している」
「じゃあ、どうすればいいですか?」と聞きたくても、なかなか聞けません。
アンケートを取ろうにも、「また紙が増えるのか」「書くのが面倒くさい」と言われるのがオチです……。
それに、アンケート用紙を作る私自身が、一番面倒だと思っていましたから(笑)。
あのWordの画面に向かって、四角い枠を作ったり、選択肢を並べたり。
「ご意見をお聞かせください」と書くだけで、1時間も悩んでしまう。
結局、去年と同じような質問用紙を配って、回収率は半分以下。
集計する元気もなくて、段ボール箱の隅に積まれたまま……なんてこともありました。
「聞き上手」な相棒を見つけました
そんな私に、転機が訪れました。
娘が「お父さん、AIにアンケート作ってもらえば?」と言い出したのです。
「AI? 機械に住民の気持ちなんて分かるわけないだろう」
そう言いつつも、試しにパソコンに向かってみました。
私がAIにお願いしたのは、こんな一言です。
「みんなが答えやすい、ゴミ出しについてのアンケートを作ってくれないかな」
すると、画面には予想外の提案が並びました。
『承知しました。高圧的にならず、みんなで改善しようという雰囲気の質問案です』
- 「最近、ゴミステーションで困ったことはありますか?(選択肢:カラス、分別、時間外など)」
- 「もし改善できるとしたら、どんなアイデアがありますか?(自由記述)」
驚きました。
私が作ろうとしていた「ルールを守ってください!」という堅苦しい文章ではなく、
「みんなで考えよう」という、優しい問いかけになっていたのです。
私がAIにお願いしたこと
私がやったのは、AIに「私の悩み」を打ち明けただけです。
難しい指示出し(プロンプトと呼ぶそうですね)は必要ありませんでした。
1. 悩みをそのまま伝える
カッコつけずに、正直に言えばいいのです。
(私からAIへのメモ)
夏祭りをやるかどうか迷っているんだ。
若い人にも来てほしいけど、高齢者が多いから負担は減らしたくて。
どんなことを聞けばいいと思う?
2. 選択肢を考えてもらう
「良い・悪い」だけじゃなく、具体的な案を出してもらうのがコツだと、AIに教わりました。
(私からAIへのメモ)
ありがとう。じゃあ、「今年の夏祭りで食べたいもの」の選択肢を5つ考えて。
今風のキッチンカーとかも入れてみてくれる?
AIが出してくれた「タピオカ」や「ケバブ」という選択肢を見て、
「へぇ、今はこんなのが流行っているのか」と勉強になりました(笑)。
「自分の意見」を書き足してくれました
AIと一緒に作ったアンケート用紙を配って、一番驚いたのは回収率です。
いつもの倍近く戻ってきたのです。
特に嬉しかったのは、自由記述欄にびっしりと意見が書かれていたこと。
「選択肢が面白かったです」
「今回のような聞き方なら、答えやすいです」
中には、「役員さん、いつもありがとう」という一言も……。
集計作業をする私の目頭が、少し熱くなりました。
アンケートは、単なる「調査」ではありませんでした。
住民の皆さんと、言葉のキャッチボールをする「手紙」だったのです。
それを、不器用な私の代わりにAIが下書きしてくれた。
ただそれだけのことですが、私にとっては大きな一歩でした。
もし、独りよがりなアンケートになりそうで不安な役員さんがいたら。
一度、AIに相談してみてください。
きっと、皆さんの声を引き出す「魔法の質問」を教えてくれますよ。

