日曜の夜、ICレコーダーと二人きり。ため息しか出なかったあの頃

総務担当の佐藤です。

役員になって、一番後悔したこと。
それは「書記」を引き受けてしまったことです……。

毎月第一土曜日の定例役員会。
会議そのものは、地域のことを話し合う大切な場です。
でも、その後の「議事録作成」が、私にとっては地獄のような時間でした。

ICレコーダーの小さなボタンを、再生、停止、巻き戻し。
「えーと、今の発言は田中さんかな? いや、鈴木さんか?」
「なんて言ったんだ? 早口で聞き取れない……」

1時間の会議を文字にするのに、気づけば日曜日の午後が丸潰れ。
せっかくの休日なのに、家族は買い物に出かけ、私だけリビングでヘッドホンをしてパソコンと睨めっこ。
「お父さん、また?」という妻の冷ややかな視線が、背中に痛いのです。


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娘が見せてくれた魔法

そんなある日、見かねた娘が「これ使ってみなよ」とスマホのアプリを教えてくれました。
「クロ…バ…?」
「CLOVA Note(クローバノート)だよ。録音するだけで文字になるから」

半信半疑でしたが、次の役員会で、恐る恐るスマホを机の真ん中に置いてみました。
会議が終わり、家に帰って画面を見て、腰を抜かしました。

ズラズラズラ……っと、今日話した内容が、もう文字になっていたのです!
もちろん、「自治会」が「父会」になっていたり(笑)、誤字はあります。
でも、「誰が何を話したか」は一目瞭然でした。


私がAIにお願いしたこと

でも、そのままでは議事録として配れません。
ここからが、もう一人の助っ人「AI(ChatGPT)」の出番だと娘が教えてくれました。

私がやった手順は、これだけです。

1. 文字になったデータをコピーする

スマホの画面に出てきた文字を、えいやっとコピーします。

2. AIに「まとめて」とお願いする

ここがポイントです。難しい言葉はいりません。

(私からAIへのメモ)
あなたはベテランの書記さんです。
この会議の記録を読んで、回覧板に載せるための「議事録」を作ってください。

・日時と場所
・決まったこと(箇条書きで)
・次にやること

読みやすいように、丁寧な言葉でまとめてね。

3. お茶を飲んで待つ

送信ボタンを押して、急須にお湯を注いでいる間に、もう出来上がっていました。

『〇〇自治会 4月度定例役員会議事録』
見事な構成、適切な敬語。
私が3時間かけて書いていたものより、ずっと立派な議事録でした……。


空いた時間で、久しぶりにギターを手に取りました

「お父さん、もう終わったの?」
買い出しから帰ってきた妻が、信じられないという顔をしていました。
時刻はまだ夕方の4時。
いつもなら、ここからが正念場だった時間です。

「ああ、終わったよ。久しぶりにあれ、出してみようかな」
私は押し入れの奥から、埃を被ったギターケースを引っ張り出しました。
昔好きだったフォークソングをポロンと爪弾く。
相変わらずFコードは上手く押さえられませんでしたが、妻が淹れてくれたコーヒーの香りと相まって、なんだかとても贅沢な時間に感じられました。

AIは、決して「手抜き」のための道具ではありませんでした。
私たちが忘れかけていた「家族との時間」や「心のゆとり」を返してくれる、タイムマシンのようなものだったのです。

もし、今週末もレコーダーと格闘する予定の方がいらっしゃったら。
一度騙されたと思って、スマホのマイクをオンにしてみてください。
きっと、あなたの日曜日が戻ってきますよ。

自治会AIお助け隊 談話室

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