自治会総務担当の佐藤です。
桜の季節も過ぎ、役員の皆さまにとっては「決算・監査」という一年で最も胃が痛む時期がやってきましたね……。
実は私も、昨年の今頃は山のような領収書を前にして、深夜までそろばん……ではなく電卓を叩いておりました。
一円のズレがどうしても合わず、何度も何度も入力し直す作業。
パソコンの画面を見つめすぎて目が霞み、肩はガチガチに固まって……。
「もう、数字なんて見たくない」
そう、心の中で叫んでいたのは私だけではないはずです。
そんな時、以前お話しした「AI」を会計業務にも使ってみようと思い立ちました。
正直に申し上げますと、最初は「お金に関わることにAIなんて……」と、大きな不安がございました。
もし計算を間違えたら、もしデータが消えてしまったら……地域の大切なお金を預かる身としては、当然の迷いです。
しかし、詳しい方のアドバイスを受けて、恐る恐る一歩を踏み出してみました。
私が行ったのは、とてもシンプルなことです。
乱雑に溜まった領収書の写真をスマートフォンで撮り、AIに「これを日付と金額、科目に分類して表にして」とお願いしたのです。
これまでは、領収書の内容を一つずつ目で追い、手書きのメモを作り、それをエクセルに入力していました。
それが今では、AIがまるで有能な事務員さんのように、瞬時に整理してくれるのです。
マニュアルにあるような「マクロ」や「関数」といった難しい知識は、私には必要ありませんでした……。
ただ、撮った写真をAIに「はい、これお願い」と見せただけなのです。
おかげさまで、今年の会計報告書の作成は、驚くほどスムーズに進みました。
先日の監査当日も、自信を持って書類を提出することができ、監査役の方からも「今年は見やすくて助かるよ」とお褒めの言葉をいただけたのです。
何より嬉しかったのは、心に「ゆとり」が生まれたことです。
以前なら、決算作業の時期は家族との会話もぎこちなくなっていましたが、今年は穏やかな気持ちで夕食を囲むことができました。
技術は、人を置き換えるためのものではなく、私たちのような「人の役に立ちたい」と願う活動を、そっと支えてくれるもの……。
会計の重圧で眠れない夜を過ごしている皆さま、もしよろしければ、この新しい「味方」に少しだけ頼ってみませんか……。

