総務担当の佐藤です。
1年で一番、胃が痛くなる季節がやってきますね。
そう、次期役員の選出です。
2月の定例会。
「来年は誰にお願いしようか」という話題が出た瞬間、会議室の全員がスッと視線を落とし、急に手元の資料を読みふけり始める……。
あの重苦しい沈黙が、私は本当に苦手でした。
「若い人は忙しいから頼めない」
「結局、暇な私たちがやるしかないのか」
そんな諦めにも似た言葉を聞くたびに、私は申し訳ない気持ちになっていました。
私たち世代が「大変なまま」受け継いできたバトンは、重すぎて、今の若い世代には渡せない。
そう感じていたからです。
「楽をすること」は「手抜き」ではない
そんな私の考えを変えてくれたのは、AI(ChatGPTなど)の存在でした。
最初は「自分が楽をするための道具」だと思っていました。
でも、AIを使って議事録が5分で終わり、回覧板も一瞬で書けるようになった時、ふと気づいたのです。
「これなら、若い人にも『意外と簡単ですよ』と言って頼めるんじゃないか?」
私たちがAIを使って業務を効率化するのは、単なる手抜きではありません。
「役員の仕事は、誰でも無理なくできる」 という新しい常識を作るための準備なのです。
私が次の方に残そうとしている「引継ぎ書」
私は今、AIと一緒に新しい「引継ぎ書」を作っています。
そこには、今までのような「〇〇さんの家にハンコをもらいに行く」という手順だけでなく、こんな項目を追加しています。
- 「困った時のAIへの聞き方リスト」
- 「議事録を5分で作るための魔法のメモ」
これがあれば、次に役員になる方は、私のように深夜まで悩む必要はありません。
「前の人がここまで整えてくれたなら、やってみようかな」
そう思ってもらえる環境を作ることこそが、私たち現役役員の最後の仕事なのかもしれません。
最後に:軽くなったバトンを、笑顔で渡したい
先日、近所の若手の方に「来年、役員どうですか? AIを使えばスマホ一つでできますよ」と声をかけてみました。
すると、「えっ、そうなんですか? それなら……」と、少しだけ興味を持ってくれたのです。
まだ「快諾」とまではいきませんが、あの重苦しい沈黙は少しだけ和らぎました。
「自治会の仕事は大変」
そんな固定観念を、私たちの代で終わりにしませんか。
AIという新しい道具を箱に詰めて、次の世代に「これ、便利だよ」と笑顔でバトンを渡す。
そんな未来を、一緒に作っていければと思います。

